イノベーション
松永グループは、ソーセージ用天然ケーシングの取り引きを通じ、世界各地のサプライヤーの方々から「インテリジェント・トレーディング・ファーム」、すなわち「知的商社」という評価を受けています。これは弊社の目指す知的な視点でのチャレンジが、多面的な専門技術の蓄積につながり、着実に実を結んできた賜物と考えています。
弊社の誇る独自の品質管理として、天然ケーシングにおける、30項目以上にものぼる松永商会独自の品質検査レポート “MISシステム” は、多くのソーセージ先進国を擁するヨーロッパでも高い評価を得ています。
MISシステムでは、ベテランの検査員により入力されたデータがコンピューターで処理され、その検査データは誰にでも見やすくかついつでも利用できるようにデータベース化されており、当社の品質安定に重要な役割を果たしています。
1999/5/22 International Natural Sausage Casing Association
(世界天然腸協会)通称 INSCAの、34th ANNUAL MEETING
(イタリア/ローマ)で、当社の検査システムが発表され、品質管理の有効な手段として注目を集めました。
松永グループではこれまで様々なものを測ってきました。近年新たな「測る」に取り組んでいます。それは「測る」から「図る」へ。
○衛生を図る。
安心・安全な製品を提供するため、衛生管理は欠かせません。
全工場で積極的に衛生管理に取り組み、以下の認証を取得しています。
●対EU輸出ケーシング認定施設
北海道事業所 認定番号0153001
●北海道HACCP自主衛生管理認証
北海道事業所 認証第01-0267号(パイプド羊腸)
今後も更なる衛生レベルの向上を目指します。
○色を測る。
色彩計を用い天然腸自体の色味やソーセージ自体のスモークの
濃淡などを測ることが出来ます。
○硬さを測る。
食品物性試験機(クリープメーター)を使用し、天然腸自体の硬さだけでなく、ウインナー製品の硬さも測ることができます。
商品の食感の基本となる硬さ、歪みを機械的に計測できます。
計測したデータを元に、個体ごとのバラつきをビジュアル化でき、色彩計との併用で既存商品の評価、商品企画に利用できます。
○異物混入経路を図る。
肉眼では確認しにくい1o以下の異物を、光学顕微鏡を用い
10倍、100倍のレベルで観察できます。異物混入経路の
特定に寄与し、解決策を早期に図ることが出来ます。
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